4/25(金)開催

緊急企画:海洋基本法のもとでの漁業・水産業の在り方を模索する
日本水産学会特別シンポジウム「生態系サービスと水産」のご案内
 
 生活レベルの向上と価値観の多様化は、産業や科学に、今までとは違った新しい対応を求めています。 従来、産業は生産をになうものであり、生産物の質的向上と量的拡大によって、消費者の必要を満たすことがその使命であったと言えます。 しかし、温暖化問題その他の環境問題に見られるように、今や産業には、環境・生態系・安全や文化的価値の保全になど、人々の安全で快適な生活の維持に積極的に取り組むこともまた、その使命であると考えられるようになっています。 このことは、水産業においても同様です。 昨年度制定された海洋基本法、またそれを受けて作られた海洋基本計画においても、水産に対する期待は単なる水産物の生産にとどまっていません。 海洋を利用する産業として、他の産業に先立って、海洋の多面的な機能の維持保全・持続的な利用に積極的に取り組むことが期待されています。 とりわけ、生物の生産、物質の分解・浄化、レジャーを含む文化活動の場の提供、歴史的文化遺産の保全等に関して、海洋が提供している生態系サービスの機能の維持管理にかかわる監視者としての水産業者に対する期待はきわめて大きいです。 このような期待に応えていくことによって、今後の水産業の健全な発達が可能になるものと考えられますが、国民の水産業に対するこのような期待は、業界内においてはまだ十分に認識されていません。 また、水産学の中においても、そのような産業として水産業を支えるべく、基礎的研究を充実させていこうとする動きはまだまだ不十分です。 
  本シンポジウムは、日本水産学会水産政策特別委員会が、水産学会の他の委員会(漁業懇話会委員会、水産利用懇話会委員会、水産増殖懇話会委員会、水産環境保全委員会)に呼びかけて、海洋の生態系サービスの保全にかかわる産業としての水産学の今後の在り方について、漁業、加工流通、増殖、環境保保存の面から、広くその可能性を論じようとするものです。

●主 催:日本水産学会水産政策特別委員会
●共 催:日本水産学会漁業懇話会委員会
      日本水産学会水産利用懇話会委員会
      日本水産学会増殖懇話会委員会
      日本水産学会環境保全委員会
●日 時:平成20年4月25日(金)13:00〜18:05
●会 場:東京大学農学部3号館4階大会議室 (HP)
      (地下鉄南北線 東大前駅 徒歩1分)

●プログラム
 13:00 趣旨説明 
      黒倉 寿(東大院農)
<講演>
     座長:松田裕之(横国大院環境)
 13;05 海洋の生態系サービス  
      古谷 研(東大院農)
 13:40 水産未利用バイオマス資源の有効利用      
      金庭正樹(中央水研)
 14:15 魚類養殖の環境インパクトと持続的生産     
      横山 寿(養殖研)
 14:50 休憩

      座長:末永芳美(海洋大先端技研セ)
 15:00 知床世界自然遺産と生態系サービス      
      桜井泰憲(北大院水)・松田裕之(横国大院環境)
 15:35 生態系サービス保全における漁業管理と環境政策:知床の場合
      牧野光琢 (中央水研)
 16:10 生態系サービスを軸とする漁業と市民の未来の共有
     清野聡子(東大院総合)
 16:45 生態系保全のための資源経済学的アプローチ 
      有路昌彦(アミタ株式会社)
 17:20 休憩

  17;30 全体討論      
      座長:山川卓(東大院農)
 18;00  総括                     
      會田勝美(水産学会会長)
 18:05 終了
 18:15 懇親会

●詳細:日本水産学会HP
     ポスター(PDF)

●問合わせ:黒倉 寿 日本水産学会水産政策委員会委員長 
        (東京大学大学院 農学生命研究科 国際)
       akrkrh@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp




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